|
2003年12月18日
|
株式会社アッカ・ネットワークス
|
 |

【報道発表資料】
アッカ・ネットワークス
「40Mbpsサービス」下り最大速度高速化のための技術情報を開示
 |
 |
株式会社アッカ・ネットワークス(以下 ACCA、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田好男)は、来年1月下旬より提供予定の「40Mbpsサービス」(*1)の下り最大速度の高速化に関わる開発をほぼ終了し、このたび、「理想的環境下における推定下りADSLリンク速度」をはじめとした関連技術情報を公表いたします。
《下り最大速度の高速化技術》
「クアッドスペクトル」を採用し、フレーム処理技術をS=1/4からS=1/6(*2)にすることで、下り最大速度40Mbpsを実現します。その他、「Annex I フルオーバーラップ」・「エコーキャンセラ」、「トレリスコーディング」など、「26Mbpsサービス」において業界最高水準の高速を実現した技術を引き続き採用しています。
〈クアッドスペクトル〉
「クアッドスペクトル」は下り使用周波数帯域を3.75MHzまで拡張し下りデータ量を増加させる技術で、理論上の下り最大速度は51.7Mbpsとなります。しかし、3.5MHz以上の周波数帯域はアマチュア無線への干渉が予想されるため、「26Mbpsサービス」の下り周波数帯域2.0MHz付近と同様の干渉対策をとっています。アマチュア無線への干渉対策を実施した後の理論上の下り最大速度は45.4Mbpsとなります。
「26Mbpsサービス」で実施した1.81〜2.00MHzのアマチュア無線への干渉対策に加え、3.50MHz以上について新たに干渉対策を行います。
〈クアッドスペクトル適用範囲〉
ACCAが現在提供している「26Mbpsサービス」の「Annex I ダブルスペクトル」に比べて、「40Mbpsサービス」の「クアッドスペクトル」による速度向上が見込めるのは、伝送損失(*3)15dB未満の回線となるため、ここまでを「40Mbpsサービス」の「クアッドスペクトル」適用範囲とします。伝送損失15dB以上においては、「Annex I ダブルスペクトル」または「C.x」を適用します。伝送損失15dBはNTT収容局からの線路距離では約1.4kmに相当しますので、個々の回線環境によりますが、線路距離約1.4km未満のACCA「26Mbpsサービス」ユーザは速度向上の可能性があります。
《上り最大速度の高速化技術》
上り最大速度の高速化は、従来のサービスで上り周波数帯域として利用していた26kHzから138kHzの周波数帯域を2倍の276kHzまで拡張し、上りデータ量を増加して実現します。上り周波数帯域の拡張にも「オーバーラップ」・「エコーキャンセラ」技術を活用し、下り周波数帯域と重ね合わせると同時に下り速度の減速を回避しながら上り高速化を実現します。
ACCAでは、ADSLモデムとNTT収容局内設備のファームウェアのバージョンアップだけで上りの高速化を実現するためのハードウェアを開発中です。「40Mbpsサービス」に申込んだユーザはADSLモデムの交換やNTT収容局内工事をすることなく、簡便に、かつ無料で上り速度の高速化が可能となります。
TTC(*4)において、上り周波数帯域の拡張技術によって、既存ユーザへの干渉を及ぼす可能性が報告されています。「上り使用周波数帯域拡張に伴う干渉問題」については、現在、事業者間で提供方法や対策などを協議中であり、協議終了後、準備が整い次第、上り最大3Mbpsの提供を開始します。
| (*1) |
40Mbpsサービス
ADSLはベストエフォートサービスです。NTT収容局からの距離や回線および周辺の敷設状況などにより、最大速度に達しない場合やサービスを提供できない場合があります。 |
| (*2) |
S=1/6 フレーム処理技術
エラー訂正するためのデータとエラー訂正用ビットを組み合わせたフレームの数を、従来の4から6に増加したもの。フレームの数が4の場合、最大速度が32Mbpsで抑えられてしまいますが、6にすることにより最大速度の高速化が可能となります。 |
| (*3) |
伝送損失
電話回線を伝わる電気信号の劣化度合いで、デジベル(dB)という単位が使われます。伝送損失が大きくなると、ADSLの速度が遅くなります。 |
| (*4) |
TTC
社団法人 情報通信技術委員会 |
【参考】株式会社アッカ・ネットワークス
アッカ・ネットワークスは、従来の電話加入者回線(銅線)を利用し、高品質、高速通信を可能にするDSL(Digital Subscriber Line:デジタル加入者線)技術を用いたブロードバンド・アクセス・ソリューションを提供しています。高速常時接続・定額料金DSLサービスによる、企業や個人にとってより快適な通信環境の実現を目指し事業を展開しています。現在OCN、@nifty、BIGLOBE、ASAHIネット、So-net、ReSET.JP、TikiTikiインターネット、Panasonic hi-ho、ZERO、DTIなどのISP(Internet Service Provider)を通じて個人向けDSL回線サービスを提供しています。また、ビジネス向け法人プレミアムサービスではNTTコミュニケーションズ(OCN、Arcstar IP-VPN、Etherアークストリーム、e-VLAN)、KDDI(Business-ADSL、IP-VPN、Ether-VPN)、ソニー(bit-drive)、NTT-ME(XePhion)およびフュージョン・コミュニケーションズ(Secure TG)、日本テレコム(SOLTERIA、Wide-Ether)などの大手キャリアを通じてDSLサービスを提供しています。
|
|