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プレスリリース 2002年

2002年11月21日
株式会社アッカ・ネットワークス

【報道発表資料】
アッカ・ネットワークス
「12Mbpsサービス」フィールドデータ発表


− 線路距離2km以下のユーザの60%が8Mbps以上で接続、
また、4km以上のユーザでは54%が1Mbps以上の速度を実現 −


株式会社アッカ・ネットワークス(以下 ACCA、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田好男)は、10月3日からサービスを開始している「12Mbpsサービス」の実際のADSLリンク速度の測定結果データ(フィールドデータ)は下記のとおりです。


測定内容について

本フィールドデータは、10月末日時点でリンクアップしていた「12Mbpsサービス」のADSL回線のうち15,000回線を無作為に抽出し、その下りADSLリンク速度(回線接続速度)とNTT東日本・西日本が開示している線路距離および伝送損失情報とを照らし合わせたものです。


要約

1. 線路距離2km以下のユーザの60%が8Mbps以上で接続しており、「12Mbpsサービス」の特長の一つである「高速性」は、多くのユーザに十分提供できているものと考えられます。
2. 線路距離4km以上の回線では54%が1Mbps以上の速度を実現していることが確認できました。
3. 従来、ADSLの弱点と言われていた、距離が長くなった場合の接続性は向上しており、最大7kmでリンクアップ(896kbps)している例があります。また、伝送損失が最大86dBの場合でもリンクアップ(412kbps)していることが確認されました。
4. なお、「12Mbpsサービス」においてNTTの適合性確認でADSL提供可能となったユーザのうち、リンク確立ができないために解約となった件数は、0.2%でした。この数値からもACCAの「12Mbpsサービス」の遠距離への伝送能力が優れていることが実証されました。
5. 「8Mbpsサービス」におけるADSLリンク速度と今回の「12Mbpsサービス」のフィールドデータを比較した場合、全ての距離区分で分布が上方に移行しており、特に近距離(線路距離2km以内)と長距離(線路距離4km以上)で速度向上の効果が高くなっています。

【 用語 】
線路距離 NTT収容局からADSLユーザ宅までの電話回線の長さです。
伝送損失 電話回線による信号の減衰度合いを表す値で、dB(デシベル)で表示されます。一般的には線路距離が長くなるほど損失も増大しますが、損失は電話回線の太さや絶縁方法などによっても変化するため、必ずしも比例しません。例えば、同じ線路距離でも太い電話回線を使用している場合損失が小さくなります。



線路距離(NTT開示データ)と下りADSLリンク速度

線路距離(NTT開示データ)と下りADSLリンク速度
▲画像をクリックすると大きいサイズの画像をご覧いただけます。


NTT東日本・西日本の開示データによる線路距離をそのまま利用しているため、必ずしも実際の線路距離と同じにはならない場合があり、一部に異常値と見えるデータが発生しています(4,000mで10Mbpsのデータなど)。
1km以内ではユーザの大部分(94%)が8Mbps以上でリンクアップしており、高速性が発揮されています。これには、エコーキャンセラを利用したオーバーラップ(*1)やフルビットローディング(*2)などの技術が貢献しているものと考えます。
6km以上(6,373m)でも1.5Mbpsでリンクアップしている例があり、長距離になっても、単に接続できるだけでなく、環境によっては速度を確保できていることがわかります。これには、オーバーラップやISDN対策(*3)などの技術が貢献しているものと考えます。
「高速性」と「距離・ノイズ耐性の高さ(安定性)」の両立には、「エコーキャンセラを利用したオーバーラップ」や「ISDN対策」をはじめとするADSLの最新技術(C.x技術)(*4)をいち早く取り入れた点が大きく寄与しています。



線路距離別の12Mbpsと8Mbpsサービスとの比較

線路距離別の12Mbpsと8Mbpsサービスとの比較
▲画像をクリックすると大きいサイズの画像をご覧いただけます。


以上のフィールド結果から、「12Mbpsサービス」の実際のリンクアップ速度は、ラボ結果からの想定に従っており、また線路距離2km以下の回線では60%が8Mbps以上、さらに4km以上の回線では54%が1Mbps以上の速度を実現していることが確認できました。


(*1) エコーキャンセラを利用したオーバーラップ:
エコーキャンセラを利用したオーバーラップとは、従来上り(PC→インターネット方向)データの転送に使われていた周波数帯域に下り(インターネット→PC方向)のデータを同時に重ね合わせて転送することによって高速化ならびに長距離化を図る技術のことです。ACCAの「12Mbpsサービス」では、近距離では100%の時間帯(FEXT・NEXT両タイミング)でエコーキャンセラを利用したオーバーラップを使用し、中距離では37%のみの時間帯(FEXTタイミングのみ)でエコーキャンセラを利用するなど、他回線への影響や上り信号への影響を考慮し、距離に応じてオーバーラップを自動的に切り替える技術を採用しています。
(*2) フルビットローディング:
「8Mbps(10M対応)サービス」では、ひとつのサブキャリアで実質的に13〜14bitのデータしか伝送できませんでした。しかし「12Mbpsサービス」では、ADSLチップ(DSP)の能力を向上させ最適化することで最大の15bitまでビットを搭載することが可能になりました。
(*3) ISDN対策:
日本のISDNからのノイズの影響を最小限に抑えるため、ISDNノイズが強い時間帯(NEXTタイミング)と弱い時間帯(FEXTタイミング)でデータの転送速度を切り替えることです。従来の1.5Mbpsおよび8Mbpsサービスでも利用されていたAnnex C技術と同様のものです。高速化と安定化(長距離化)のための技術である「エコーキャンセラを利用したオーバーラップ」と「ISDN対策」を同時に使用できるのは、ACCAの「12Mbps サービス」だけです。(2002年11月現在)
(*4) ACCAの「12Mbpsサービス」で利用されているADSLの最新技術(C.x技術):
上記のエコーキャンセラを利用したオーバーラップとISDN対策のほかにも、フルビットローディングやS=1/2(8Mbps(10M対応)サービスでも採用)などの高速化技術が採用されています。また、同期信号に関しては、従来の同サービスで既に安定化がなされており、今回のフィールドデータでも線路距離7kmで安定して利用できていることで安定性の高さが証明されています。



【参考】株式会社アッカ・ネットワークス
アッカ・ネットワークスは、従来の電話加入者回線(銅線)を利用し、高品質、高速通信を可能にするDSL(Digital Subscriber Line:デジタル加入者線)技術を用いたブロードバンド・アクセス・ソリューションを提供しています。高速常時接続・定額料金DSLサービスによる、企業や個人にとってより快適な通信環境の実現を目指し事業を展開しています。現在OCN、@nifty、BIGLOBE、So-net、ASAHIネット、ReSET.JP、DremNetおよびTikiTikiなどのISP(Internet Service Provider)を通じて、個人向けおよびビジネス向けDSL回線サービスを提供しています。


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